不人気車に愛を。

みんなには愛されないクルマたちを愛するブログ

スポンサーリンク

第20回:不人気は充電回数とディーラー対応のせい? ニッサン リーフ実際に乗ってみた

f:id:kokubu_ou:20161104103008j:plain

ニッサン リーフ

中古車相場:89.9万円~356万円

平均120.9万円

(2017年2月調べ)

 

 

 

▼不人気車の買い方、売り方の記事▼

>>流通前の中古リーフを探す方法

>>車の乗り換え前に必読すべき記事

>>買取0円の超不人気車はどうする?

【目次】

 

今回はニッサン ノートにe-POWERという新しい電気自動車が加わって、中古市場で更に価格が下がるんじゃないのかとみんな気になっているんじゃないでしょうか?

ニッサンの電気自動車、リーフです。

やはり、電気自動車(EV)という事で環境性能やコストなど良いところばかりが宣伝され、欠点については情報不足で不安です。

不安に思うのはその走行性能や、航続距離、充電スタンドのインフラ整備、利便性といった点だと思います。

今回は友人の所有するリーフを借りることができましたので詳しくレポート致します。

 

 

不人気ポイント

リーフはニッサンがかなり力を入れているにもかかわらず、不人気と言わざるを得ません。中古市場(2016年11月現在)では初期型は100万円を切り、マイナーチェンジ後のモデルでも130万円~160万円の価格帯になっています。

この価格帯ならコンパクトカーや軽自動車と車体価格は変わりませんし、自動車税は1000ccと同じ¥29,500ですから、すごくお買い得なんじゃないかな?と感じます。

 

外観

何が不人気ポイントになっているかと言えばまず、見た目でしょう。

フロントに電源コンセントがついているのでオーバーハング(フロントタイヤからバンパーの先までの距離)が長くなるのは仕方がないと思いますが、ダクトのデザインなど工夫すればもっとカッコよくなったはずです。

こんな風に。(特別仕様車のエアロスタイル)↓

f:id:kokubu_ou:20161104121804j:plain

これを標準の外装にすればもう少し人気出たのかもしれませんよね?w

実際エアロスタイルは中古市場でも割高です。

 

普通のインテリア

次に考えられるのは居住性です。

リーフはコンパクトカーとしては狭くありません。

『普通』のパッケージングだと思います。

運転席に関してはシートのホールド性も高く、ハンドルも小さい。

ちょっと良いレベルです。

 

f:id:kokubu_ou:20161104115740j:plain

 

しかし、現代のコンパクトカー市場において昔ながらの『普通』ではだめなのです。リアシートも特別広くはなく、足元に関しては最近の軽自動車のほうが座った時に広く感じるかもしれません。

また、トランク内のでっぱりも大きく、ゴルフバッグはリアシートを倒さないと積めません。

 

f:id:kokubu_ou:20161104115245j:plain

 

空気抵抗、空気流動性などの燃費を考慮したためだと考えられますが、リアハッチの角度を起こせばもう少しトランクルームもリアシート居住空間も確保できたのではないでしょうか。

f:id:kokubu_ou:20161104130248j:plain

 

航続距離

カタログスペックにはJC08モードで、200Km以上の航続距離があるとされています。(マイナーチェンジごとに変わっています)これだけあれば普段使いから軽い旅行ぐらいにまで使えそうですよね?

しかし、ネットや雑誌を見ていると、約100Kmだという声や、中には50Kmしかバッテリーがもたないと言われています。

 

 

買うなら絶対、中期型以降

中期型以降(2012年11月以降モデル)のモデルはそれまでの前期型と比べて不満点がずいぶん改善されています。

 

主な改善点は

  • バッテリー残量がパーセント表示になって認識しやすい
  • ヒートポンプ式のヒーターになって、バッテリー負担が減った
  • シートヒーターで暖房の節約ができるようになった
  • 約80Kgという大幅な軽量化
  • 結果的に航続距離が伸びた

中でもバッテリー残量がパーセント表示になったのは非常に大きいです。

乗ればわかりますが、リーフはバッテリー残量が一目でわからないと運転にすごくストレスがかかります。

他には充電口のライトやサイドブレーキのペダル化などがあげられます。

 

 

実際どうかリーフに1日乗ってきた

友人のなかにリーフを所有している人がいたので、実際に1日運転してみることにしました。

今回借りれたのは1度目のマイナーチェンジを受けた、『中期型』と呼ばれるモデルです。

 

f:id:kokubu_ou:20161104131111j:plain

 

 

まずは充電してみよう

朝9時に出発、約100kmの道のりを走ります。
なので、十分な充電をしておくため早速給電スポットを探します。

充電の契約には日産が用意したもの、三菱が用意いたもの、NCS(合同会社日本充電サービス)が用意したものなどいろいろあるようですが、友人が契約しているのは日産が用意したスタンダードプランというもの。

¥3,000(税抜)/月で日産の給電スポットとNCSの給電スポットを使用できるものです。給電時の費用は無料です。

¥3,000(税抜)/月で充電し放題ということです。

それ以外、例えば三菱のカーディーラーにおいてある給電器での充電は有料だそうです。

早速近くの充電スポットをスマホで検索します。

これはナビでも検索可能だそうです。

近くに充電できるニッサンのお店を発見しましたが

10時オープンで、今は開店前。

でも大丈夫です。

 

お店のオープン前でも充電スポットには入れました。

 

f:id:kokubu_ou:20161104133734j:plain

 

おなじみの(?)アンビリカルケーブルですw

まずはこれをカチッと刺します。

充電され始めるとロックがかかり、抜かれて横取りされるような心配はありません。

 

f:id:kokubu_ou:20161104134009j:plain

 

これが充電器のコントローラーです。

カードをかざしてOKボタンを押すと、すぐに充電スタートです。

 

f:id:kokubu_ou:20161104134714j:plain

 

横には『LEAF to Home』という家庭用蓄電池システムが展示されていました。

ここにリーフから電源を移し替え、家庭用電源として使用できる装置です。

 

水汲みのように毎日LEAFで電気を蓄えれば電気代が浮きます。

 

そんなことする人はいないでしょうけどw

非常電源としては良いかもしれませんね。

 

f:id:kokubu_ou:20161104134204j:plain

 

この間にお店の方が出勤、お店を開け始めます。

「おはようございます。」軽く挨拶して店内へ消えていきます。

 

寒空の中「よかったら中へどうぞ。」

といった声かけも無いので友人に他のニッサン ディーラーではどうなのかと確認すると、

「店内に案内されたり、飲み物を出してもらえることもあるけど稀。基本的にはノーサービス。完全無視されることもある」

とのこと。

 

手厚いサービスを実施するのがディーラーのイメージだったからちょっと驚きました。まぁ、充電の度に飲み物を出してくれとは言わないけど、完全無視なんてありえるのかなぁ?とこの時には思いました。

 

まぁこのお店は開店前だったし、朝の準備に忙しいのだろうな・・・などと考えているうちに充電完了。急速充電だと80%でストップだそうです。航続可能距離も120kmになりました。

 

マイナーチェンジ後のモデルは写真ようにメーター内にもバッテリー残量がパーセント表示されます。前期型は右側のセグメントメモリーだけになります。

この点は大きな違いですね。スマホでもパーセント表示があると節電計画が立て易いですよね。

 

f:id:kokubu_ou:20161104135829j:plain

 

 

加速性能は宣伝通り

そしてまもなく高速に上がります。

高速合流時に自慢の加速力を試します!

ヒューーーーン!という音とともにグイグイ加速します。

これは宣伝通りものすごく良いです。

変速ショックもなく気持ち良いです。

 

 

バッテリー残量がみるみる減る

調子に乗ってアクセルをラフに開けていると、バッテリー残量がどんどん減っていきます。「えっ!?もうこんなにないの!?」ってなります。

と、そこで警告が表示されます。

ここで友人からアドバイス。

「下り坂で充電しながら走らないとすぐになくなるよ。」

メーター上部の白い丸がパワーメーターです。

タコメーターのようなもので右に丸が増えるほど電気を使っています。

ちなみに左側にあるのはバッテリー温度計です。

急速充電を繰り返すと高温になるそうです。

 

f:id:kokubu_ou:20161104141932j:plain

 

 

回生ブレーキ

坂道でアクセルを戻すと、パワーメーターは緑に触れます。

この状態が回生(充電)状態です。

これを繰り返していると一度減った航続距離やバッテリー数値が回復します。

f:id:kokubu_ou:20161104142728j:plain

 

 ここで、DレンジからBレンジに変更すると、より大きな回生ブレーキがかかり、シフトダウンしたような減速をします。

そして、充電量が大きくなります。

 

f:id:kokubu_ou:20161104143441j:plain

 

しかし、Bレンジのままで走行すると、走行抵抗も大きくなるので加速が非常に悪くなり、バッテリー消費も大きくなります。

つまり、コイツを走行中カチャカチャとしょっちゅう動かすことになります。

Hi/Lowしか変速しない、昔ゲーセンにあったレースゲームのようですw

ただ、写真を見てもらえばわかる通り→↓と2アクションです。

この部分は1アクションへの改善をしてほしいところですね。

それから、Bレンジで回生ブレーキをすると、思った以上に減速してしまいます。

ブレーキランプも光らないので、後続車を確認しながらしないと追突される可能性はあります。

 

 

目的地に到着

なんとか目的地に到着しました。

三重県にあるウナギ屋さん「うなふじ」に到着です。

すごい並んでます!

 

f:id:kokubu_ou:20161104145004j:plain

 

特上の大盛にしました。ふたの上に大の紙切れがw

 

f:id:kokubu_ou:20161104145131j:plain

 

てんこ盛りですw これで特盛¥2,160+ご飯大盛¥50 きゅうり¥150 安い!

 

f:id:kokubu_ou:20161104145151j:plain

 

中にもウナギが入ってます

 

f:id:kokubu_ou:20161104145309j:plain

 

もちろん完食です。

 

f:id:kokubu_ou:20161104145342j:plain

 

 

帰る前に充電

電池残量ギリギリで到着したので帰る前に2回目の充電です。

今度はサービスエリアにあるNCSの『中速充電器』を使います。

30分で70%ぐらいまで充電できます。

 

f:id:kokubu_ou:20161104150505j:plain

 

リーフにはスマホアプリがあって遠隔で充電状態を確認できます。

なので、ゆっくりお茶したり、お土産を選んだりしながらでも確認できます。

このアプリは他にも遠隔でエアコンをオン/オフさせたり、運転の履歴をとったりすることができます。

通信費用は充電のプラン料金に含まれるそうです。

 

f:id:kokubu_ou:20161104151314j:plain

 

 

ニッサンディーラーの対応

帰りも同じ道を通ってきましたが70%スタートだったので、念のため高速を降りてすぐにまた、本日3回目の充電です。

朝とはまた別のニッサンディーラーで給電したのですが・・・

 

f:id:kokubu_ou:20161104152024j:plain

 

「いらっしゃいませ~」・・・・の一言もありません。

もちろん店内への案内なんてありませんでした。

 

でも外は寒かったのでとりあえずショールームに入って新型セレナをのぞき込んだり、ドアを開けたりしてみます。

スタッフは無反応です。
※奥に見えるのはスタッフではありません、福山雅治のPOPですw

 

f:id:kokubu_ou:20161104152303j:plain

 

商談ブースに腰かけてみたりしますが無反応。

 

f:id:kokubu_ou:20161104152745j:plain

 

でました。

完全無視のパターン

これはさすがにまずいでしょう。

私がもし友人のリーフに乗せられて、セレナを見に来ていたお客だったらどうするんでしょう?

 

もしかして不人気の最大ポイントはこれじゃないのか??(怒

 

最後の最後にすごく気分が悪かったです。

たった一言「いらっしゃいませ。」があればいいだけなのに。

リーフ充電客は無視しろみたいなマニュアルがあるのでしょうか?

 

 

リーフを1日乗ったまとめ

一回の急速充電は30分、航続距離は実質80%充電で100km程度でしょう。

登り坂が多いと、みるみるバッテリー残量が減ります。

下りでしっかり意識して回生ブレーキを回す必要があります。

よくも悪くも普通の車です。

電気自動車だからと知ってアクセル操作がシビアだとか加速が悪いなんてことはありませんでした。

 

加速はすごく良いです。

バッテリーが床下にあるため重心が低く、コーナーリングはすごく安定しています。

だからと言って峠道を走ろうなんてことを考えるとバッテリーがもちそうにないです。

 

エンジン音がないのでとても静かです。

ただ、ザーッというロードノイズは大きめです。

これはタイヤにエコタイヤをはいているのが原因の一つだと思います。

交換すれば軽減されるかもしれません。

 

給電に関しては時間に余裕のある人であれば遠出も可能でしょう。

 

友人は過去に大阪から東京までをリーフで行ってみたそうなのですが、片道5回ほど充電が必要だったそうでそれだけでも30分X5回=2時間30分余計に必要になります。

 

また、今回は友人が助手席で給電ポイントを確認しつつ走行しましたが、これが一人の場合だと、出発前に入念な給電ポイント確認が必要と言えるでしょう。

給電ポイントも別の人が使っていたり、故障していたり、契約会社が変わっていたり、撤去されている場合もあるそうです。そういう時の為の予備も想定しておく必要があります。

 

出先で電池切れになった場合はJAFを呼んで給電ポイントまでのレッカーが基本対応になるそうです。

 

おススメの使用用途はやはり

通勤、通学、買い物など近距離での使用、セカンドカーとしてです。

または時間に余裕があって充電時間を気長に待てるような人向けです。

 

買うならマイナーチェンジ後のモデルが断然おススメです。

 

走行距離も少ないリーフが中古市場に多く出回り始めていますので、一度検討してみてはいかがでしょうか?

ディーラー給電での対応が許せるのならですが・・・

 

 

欲しい不人気車が見つかったら『無料』でプロに手伝ってもらいましょう▼

>>流通前の中古リーフを探す方法