ステップワゴン 3 代目 1

ホンダ ステップワゴン(RG)

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ステップワゴンと聞いて
「人気車じゃないか?」
と思ったと思います。

確かにステップワゴンは
人気車でした。

でも、
1996年に初代が
発売されたステップワゴンは
その長い歴史の中で
ちょっと失敗した
モデルがありました。

それが今回ご紹介する、
3代目ステップワゴン
(RG系)
です。

中古車をみても
2代目ステップワゴン
(RF3~8)
よりも程度が良いのに、
価格が低いなんて
車もよく見かけます。
それぐらい
3代目ステップワゴンは
不人気なのです。

 

ステップワゴンは何を失敗したのか?

まずは
デザインを失敗しました。
はい。
カピバラですw

大きめのグリルと
切れ長のヘッドライトを
グリルより上に持ってくると
カピバラになります。
以前ご紹介したソニカと同じですね。

ステップワゴン 3 代目 6

 

 

同じ5ナンバーミニバンで言うと
ビアンテも近いデザインです。
(ビアンテも不人気)

テールランプも
このモデルだけが
横長デザインです。
縦に長いミニバンに
横長テールランプは
なんだか落ち着きどころが
無いです。

どの位置にあっても
バランスが悪く
見えてしまいます。

ステップワゴン 3 代目 7

 

サイズ感も失敗しました。

2代目ステップワゴン
と比べると
ほぼ車内空間を保ちつつ
全高を75mm低く
全長を40mm短く
外寸法をダウンサイジング
しています。

このことは
車の性能面では
失敗ではありません。
むしろ成功です。
すばらしいです。

全高が落ちると
走行時、風の抵抗が減り
燃費もハンドリングにも
影響します。

さらに重心が低くなったので
カーブも安定し、
全長が短くなることで
取り回しが楽になります。

でも、
見た目の小ささは
「狭そう」という先入観
を生みました。

しかも小さくした上に
全体的なイメージを
丸っこいデザインに
変更してしまったので、
「ステップワゴンらしくない」
イメージを
増長させてしまっています。

ちなみに
後の4代目ステップワゴン
(RK系)は
再びサイズアップして
角ばったデザインに
戻りました。

2代目までのステップワゴンは
角ばったデザインで
カスタムをするユーザーは
『威圧感』をかもし出すために
エアロパーツを装着したり、
サスペンションを改造して
車高を下げたりするのが主流でした。

しかし、
3代目は見た目が大幅に
小さくなったのと、
カピバラ顔のおかげで『威圧感』は
カスタムしても、
かもし出すのは
難しくなってしまったのです。

こうした
カスタムユーザーのニーズも
とり逃す結果となりました。

内装でも
2代目までで好評だったのは、
回転させることができる
1列目シートや
テーブルにできる
2列目シートなど
多彩なシートアレンジと
1列目を含めて
フルフラットにできることでした。

しかし、
3代目では
1列目をフラットにはできず、
乗り心地を優先させるために
シートのホールド性を
向上させた為、
2、3列目もフラットとは
言い難くデコボコ
しています。

2列目と3列目を
向かい合わせにすることは
できますが
(グレードや年式によっては不可)
大人が向かい合わせに
座れるほど
広くはないので
実用的ではありません。

こうした人気ポイントだった
シートアレンジを
変更してしまった為に、
車中泊をしながら
旅行したり
アウトドアを楽しむような
先代ユーザーからは
乗り換え需要を
逃してしまいました。

 

いろいろ改良された良車

それまで大人気だった
ステップワゴンを
改良したモデルですから、
良い車であることは確かです。

ダウンサイジングは
走行性能や操作性を
向上させていますし、
それまで片面にしか
設置されていなかった
スライドドアも
両面になりました。

横窓には
三角窓を採用しているので
ボディ強度にかかわる
ピラーを太くしつつも
視認性を確保しています。

3列目シートまで
しっかり確保された
居住空間と広い荷室、
室内高。
5ナンバーミニバンとしては
優秀でしょう。

エンジンは
2.0Lと2.4Lの2種類、
2.4LにはCVTを組み合わせ、
燃費向上が図られていますし、
変速ショックもないので
スムーズです。

ステップワゴン 3 代目 8

 

フローリングインテリア

当時話題になったのが、
フローリングフロアです。

これは樹脂に
木目をプリントしたもので
本物の木ではありません。

「そんなのあたりまえだろ!?」

と、思われたかもしれませんが、
この車が出るまでに
ハイエースやミニバンを
カスタムする人たちの間では
本物の木を使って
フローリングフロアに
改造してしまう人達
が多くいました。

ステップワゴン 3 代目 9

 

ホンダがそれを
意識したかどうかは
わかりませんが、
初代、2代目ステップワゴン
ぐらいまでのミニバンでは
カーペットにムートン
(長毛の白いフワフワ)
が敷いてあって
「土足禁止」という車も
珍しくありませんでした。

もちろんフローリング仕様車も
傷がいかないよう
「土足禁止」でしたw

ステップワゴンに装備されている
フローリングフロアは
見た目には本物の木に見えますが、
これは樹脂に
硬質コーティング
されているものなので
傷つきにくいですし、
滑りにくいです。

子供が飲み物をこぼしても
サッと拭けばきれいになります。

 

オススメは2.4Lエンジン

不人気車とはいえ、
ステップワゴンは
タマ数が多く、
同じ年式の
ノア、ヴォクシー
と比べてお買い得な
中古車
がたくさんあります。

エンジンは
ノア、ヴォクシーにはなく
パワーに余裕がある
2.4Lが個人的にはおススメです。

エンジンパワーがあると
低回転で走行できますし、
CVTになるので
燃費も2.0Lと大差はありません
(実燃費8.0~10.0kkm/L)。

税金も2016年現在、
2.0Lと比べて
年間¥4,500だけの差です。

 

ヘッドライトの黄ばみ

ヘッドライトが大きく、
レンズが上を向いているので
太陽光の影響を受けやすく、
表面のコーティングが
剥がれやすく、
黄ばんだり
小傷が多い車体
も多いです。

ステップワゴン 3 代目 10

ヘッドライトを新品にすると
非常に高額に
なってしまいますので、
社外品への交換や
クリーニング、
中古品(リビルド部品)
で対処するのが良いでしょう。

購入時に
気になるようでしたら
お店と相談してみましょう。

そういえば、
モデルチェンジした
現行型(RP)ステップワゴン
は売行き不振のようですね・・・
この車についても
記事を書く日が
くるのでしょうかw

最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。

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