ホンダ crv 1

ホンダ CR-V(RE系)

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今回、ご紹介するのは
ホンダ CR-V
(三代目:RE3、RE4)
です。

CR-Vは
以前ご紹介した
トヨタ RAV4と同じように

初代モデルは
コンパクトSUVとして
大人気の車でした。

モデルチェンジを
繰り返すうちに
だんだん大きくなり、

いつの間にか
ミドルサイズSUVに
なってしまった
不人気車です。

 

名前はそのままで大型化&グローバル化

バブル末期は
クロカン(クロスカントリー車)
と呼ばれる車種の
ブームがあって

・トヨタ ハイラックスサーフ、ランドクルーザー
・日産  テラノ
・三菱 パジェロ
・いすゞ  ビッグホーン

など本格派の
大型オフロード車が
人気でした。

その小型普及版として登場し、
人気を博したのが
初代RAV4であり、
初代CR-Vでした。

その後、
経済不況や
エコブームによってクロカンは

狭い日本の路地には
ボディが大きすぎる
4WDは燃費が悪い
(当時の)ディーゼルエンジンは
環境に良くない

こうした理由で
一気に人気を落としてしまいます。

こうした
クロカン・SUVの低迷期に
二代目へとモデルチェンジした
CR-Vは
国内の販売台数を
急激に落として
不人気車の仲間入りをします。

しかし、
二代目CR-Vは
アメリカやヨーロッパ、
中国といった場所では
販売台数を大きく伸ばし、

世界規模で見ると人気車でした。

そこでホンダは
日本でのSUV販売に
見切りをつけて(?)

海外市場(グローバル市場)を
ターゲットの中心にとらえ、

三代目に
モデルチェンジしたCR-Vは
ボディの大型化を図り、
海外でミドルサイズSUV
と呼ばれるサイズまで
引き上げます。

当然海外では
よく売れましたが、
あいかわらず日本国内では
不人気車でした。

三代目にモデルチェンジた
CR-Vは
大きさだけでなく、
内装もかなり
豪華になりました。

グレードによっては、
ウッドパネルの採用や
レザーシート、
アルカンターラシートの車があり、
セダン車のような
高級感を感じられます。

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▼レザーシート

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▼アルカンターラシート

ホンダ crv 7

 

名前イメージと価格イメージが合わない

ミドルサイズSUVの
ライバル人気車種といえば
CR-Vのボディサイズや排気量、
質感の高い内装
などを考えると、
トヨタ ハリアー、
レクサス RXでしょう。

今でこそSUVというジャンルは
流行していて、
各社こぞって車種バリエーションを
増やしていますが、
ほんの少し前までは
SUVといえば
トヨタ ハリアーを除けば
不人気車の宝庫でした。

なぜハリアーは成功して、
CR-Vは失敗したのでしょうか?

私の見解では
CR-Vが名前を
変更しなかった事が
大きく関係している
のではないかと思います。

ハリアーは
初代モデルからある程度
「高級車」
として発売しています。

ハリアーの新車価格は
初代(10系)で
約240万円~320万円、

二代目(30系)、三代目(60系)
は約270万円~400万円

と違和感は少ないと思います。
ところがCR-Vの場合
そうではありません。

CR-Vの新車価格は
初代モデルが
約170万円~230万円

三代目CR-Vは
約250万円~320万円

同じ名前の車の価格差とは
思えませんw

ちなみにハリアーの兄弟車、
日本での初代RXは
約460万円~560万円
レクサスのエンブレム代でしょうw

海外にはアキュラRDXという
兄弟車の存在があるので
こっちの名前を使っても
良かったのでは
ないでしょうか・・・?

CR-Vも質感を向上させて、
価格を上げたのなら
名前を変更すべきだったでしょう。

初代モデルのCR-Vといえば
「安いコンパクトSUV』
というイメージが強すぎました。

 

i-VTEC=省燃費ではない。でも?

▼エンジンは2.4L直列4気筒
i-VTEC
のラインナップは1種類。

ホンダ crv 8

 

i-VTECと聞くと、
私はシビックに搭載された
R18Aエンジンや
フィットに搭載された
L13A、L15Aといった
高燃費のSOHCエンジンを
思い浮かべるのですが、
i-VTECといっても
同じではなく、
省燃費型と高出力があります。

CR-Vに搭載される
K24ADOHCエンジンは
インテグラタイプRに
搭載されていた
K20A DOHCエンジン系で
どちらかといえば
高出力型。

よって燃費はあまり
期待できず、

CR-Vは、
170ps/5800rpm
10モード/10・15モード
燃費12.2km/L

と、まぁ良くはないですが
悪くもないです。
しかし、

30系ハリアー2.4Lは、
160ps/5600rpm
10モード/10・15モード
燃費 10.6km/L

これと比べると
パワーも燃費も勝っています。

 

高級SUVのとしての実力は十分

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三代目以降のCR-Vの中身は
快適そのものです。

基本構造は
『ホンダ・グローバルライトトラックプラットフォーム』
というものが採用され、
その名の通り
グローバル市場で活躍できる
しっかりとした
シャーシになっています。

また前述した通り、
レザーやアルカンターラといった
高級感のある内装や、
大型化されたことによって
リアシートにも
余裕がうまれたことによって、
快適にドライブを
楽しむことが
できるようになっています。

▼レザー リアシート

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▼アルカンターラ リアシート

ホンダ crv 11

 

三代目CR-Vは
2017年2月現在、
諸費用込みの乗り出し価格でも
100万円前後で
出回り始めています。

レザーシートや
アルカンターラシートの車両を
選ぶとなると、
150万前後の予算に
なりますが、
私は質感が楽しめる
こちらをオススメしたいです。

安い不人気車を買ったときの
不安要素として、
売却時の価格です。

通常は安く買った車は
安くでしか売れません。

しかし、CR-Vの場合は
海外人気のおかげで
買い取り業者をきちんと
探して依頼すれば、
輸出販売を見込んで
思った以上の買取価格を
つけることが多いです。

車両価格が高くて
燃費の良いSUVを買うよりも
車両価格がグンと安くて
燃費も悪くない。
高級車の質感も味わえる
三代目CR-Vの中古車は
『賢い買い物』だと、
私は思います。

最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。

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