ホンダ パートナー ライトバン 1

ホンダ パートナー(GJ系)

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今回は普通の人は
まず目を向けないジャンル
ステーションワゴンタイプライトバン
です。
※以降ライトバンと呼びます。

営業車やビジネスカー
と呼ぶ人もいます。

自社商品を持ちまわる
製造メーカーの営業マンや
段ボールやチラシなど
大きくないけど、
かさばって重い荷物を
取り扱う営業マンや
電気工事や水道工事といった
作業を仕事にしている人が
主に使っている車だと
思います。

そんなライトバンの中にも
不人気車は存在します。

それが今回ご紹介する
ホンダ パートナーです。

 

ライトバンの現行車は実質 2車種

実をいうと
ホンダはパートナーを最後に
ライトバンを
ラインナップから外しています。

そして、
現行の他メーカーの
ライトバンというと、

  • トヨタ プロボックス
  • トヨタ サクシード
  • ニッサン NV150 AD
  • 三菱 ランサーカーゴ
  • マツダ ファミリアバン

これらがありますが、

プロボックスと
サクシードは姉妹車

ランサーカーゴ、
ファミリアバンは
NV150 ADOEMです。

なので、
現行車のライトバンというのは
プロボックスとNV150 AD
の2車種だけなのです。

ステーションワゴンタイプは
ハイエースやNV350キャラバン
といったワンボックスタイプと比べて
積載量は少ないですが、
全高が低いので
駐車場の入庫制限を
気にすることがなく、
都市部での配達や
出張作業に向いています。

近年は燃費や維持費
といった部分で
軍配の上がる軽バンの性能向上
によって
そのメリットが
薄れつつあるのに加えて、
乗用車ステーションワゴンも
人気がないことから
その数を
減らしてしまいました。

 

ライトバンのメリット、デメリット

ライトバンは日本の法規上
『貨物自動車』
つまり、トラックと同じ
分類になります。

そこでよく言われるのが
税金や車検費用の安さです。

比較して見てみましょう。
今回ご紹介するパートナーは
排気量が1.5L(1,496cc)
重量が1,150kg(4WDは1,220kg)
なので、
この条件で見ていきます。

まず、車検時です。
車検は乗用車の場合
初回3年、継続時2年ごとの車検です。

貨物自動車の場合は
初回2年、継続時1年ごとの車検
になります。

この点は整備費用が倍になる点や
面倒も倍になることから
ライトバンのデメリットとも言えます。

車検ごとに課税される重量税は
平成29年2月現在、
エコカー減税は期限切れの
発売開始2005年からは
13年経っていないので
「13年未満のエコカー以外』
の車になります。

乗用車なら¥24,600
貨物自動車なら
¥6,600 X 2 = ¥13,200

次に毎年納付書が
やってくる自動車税

平成29年現在、大阪府の場合

乗用車なら¥34,500 / 年
貨物自動車なら¥17,800 / 年

どちらもかなり安いですね。

この点はメリットです。
※上記は私の調べによるものです。
税金に関しては
購入前に販売店へ
必ず確認するようにして下さい。

そして、装備です。

ライトバンは
できるだけコストを抑えるために
余分な部品を外し
毎日の運搬業務走行に耐えうる
頑丈なボディとサスペンション
を備えています。

まず、
余分な部品が外されているのは、
具体的には防音財やオーディオ、
パワーウィンドウ、
助手席のエアバッグなど
内装を中心に軽量化。

バンパーも修理交換時に
安く交換できるようにと
未塗装のものが装着されます。

実は未塗装のバンパーは、
軽くこすったりした場合に
擦り傷部分だけを
塗装修復という事ができない
ので、
どうしても修復したい場合は
バンパー全体の交換になり、
実は部分塗装よりも
コスト高の修理になります。

この点について
乗用車として見た時には
デメリットにみえるかもしれません。

そして毎日の運搬業務走行に
耐えうる頑丈なボディと
サスペンション。

これは
重い荷物を積む人や、
スポーティな走行を走る人
にとっては
メリットと言えますが、
そうではない人にっとっては
少しバタバタとした乗り心地
になって
デメリットともいえます。

まとめると・・・

メリット

  • 税金が安いので維持費が安い
  • 頑丈なボディとサスペンションで長く乗れる
  • スポーティな走りにもOK

デメリット

  • スピーカーなど快適装備が少ない
  • バンパーは部分塗装修理できない
  • 乗り心地は決して良くない

 

乗用車ベースのライトバン

実はこうした
ライトバンのデメリットをカバーして
5ナンバー、
つまり乗用車タイプにしたのが、
以前ご紹介した
ニッサン ウイングロード
のような車です。

ウィングロード場合は

『ライトバン』ベース
→ 『乗用車』です。

ところがパートナーは
ホンダ エアウェイブをベースに
ライトバンにしたものです。

『乗用車』ベース
→ 『ライトバン』です。

このことによって
普通のライトバンよりも
装備は充実しています。

 

パートナーをニッサン ADやトヨタ プロボックスと比べると

◆オーディオ

ADはデッキにスピーカーが
ビルドインされているタイプで、
ドアにはスピーカーが
仕組まれていません。

パートナーはグレードによりますが、
運転席側のドアに1つか、
フロント左右に2つスピーカーが
仕組まれています。

後でスピーカーを
自分で装着する時でも
配線を通す手間
があるとないとでは
作業量が大きく違います。

◆パワーウィンドウ

ADはフロントにしかついておらず、
リアは手動です。
プロボックスも
リアは上級グレードや
オプションになります。

パートナーは全車で
前後左右パワーウィンドウです。

◆エアバッグ

ADは助手席側のエアバッグは
取り外され、
ティッシュボックスが
収まる程度の
小物入れになっています。
これはプロボックスも同じです。

パートナーは
外されず残っているので
安全性が高いです。

ホンダ パートナー ライトバン 5

 

◆タコメーター

エンジンの回転数計です。
これもADやプロボックスには
装着されていませんが、
パートナーには装着されています。

燃費走行をする時には
タコメーターで
回転数を確認しながら
走れますから、
思っているよりも
ポイントが高いです。

ホンダ パートナー ライトバン 6

 

◆シート

ADやプロボックスのシートは
平らで薄く、
特にリアシートに関しては
快適というものには
程遠いです。

その点パートナーは
ホールド性が高く
クッション性の高いシート形状を
しているので、
ライトバンの中では
かなり快適なものです。

ホンダ パートナー ライトバン 7

ホンダ パートナー ライトバン 8

 

◆静粛性

ADやプロボックスは
軽量化と
より多くの積載スペースを
確保するため、
ドアの内張りを中心に
内装が簡潔なものに
なっています。

このため走行時のエンジン音や
路面騒音が大きく、
長く運転していると
疲れやすいですが、
パートナーは
ライトバンの中では
かなり静かです。

 

エアウェイブよりもイイところ

ホンダ パートナー ライトバン 9

▲ホンダ エアウェイブ
(パートナーのベース車)

 

私は何度も
このブログで書いていますが、
CVTがどうも好きになれませんw

ベースになったエアウェイブは
全車CVT
ですが、
パートナーは
ライトバンの中でも唯一となる
電子制御式の5ATです。

自然な加速と、
高燃費を併せ持つポイントですね。

そして、
エアウェイブのリアハッチを開くノブは
下の方についており、
使い勝手が悪いとされています。

パート―ナーはエアウェイブに比べて
上にノブがあるので、
この欠点を克服しています。

ホンダ パートナー ライトバン 10

▲エアウェイブのリアハッチは
ノブが下部(ナンバー上)
にあって狭いところなどで
開きにくい

 

ホンダ パートナー ライトバン 11

▲パートナーはノブが
上部に移動(ナンバー上)

 

ヘッドライトは
メッキ装飾が外され、
よりシャープな印象になっています。

え?ほとんどわからない??w

ホンダ パートナー ライトバン 12

▲上:パートナーのヘッドライト、
下:エアウェイブのヘッドライト

 

なぜ不人気だったのか?

ホンダ パートナー ライトバン 13

積載量はAD、
プロボックスに決して劣りません。

新車価格も
ADやプロボックスと比べても
大差はありません。

その上での豪華装備。
なぜ不人気なんでしょうか?

個人的な見解では
『営業力』
ではないかと思っています。

ホンダ営業力での弱点は
ワンボックスタイプのバンが
存在しなかった事も
大きいでしょう。

商用のライトバンは
各社あまり大差がない為、
会社法人で購入するときは
出入りしているディーラーの
営業力が大きく影響します。

三菱やマツダが
OEM車を使ってまで
販売を続ける理由も
そこにあると思います。

ホンダ パートナーは
不人気車であることに加え、
2006年発表、2010年生産終了と
生産期間も短く、
生産終了から少し
時間が経っているので
中古市場では
希少車になっています。

今回の記事を読んで欲しい
と思った人は、
早いうちに手に入れる方が
良いかもしれませんよ。

最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。

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