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第32回:欲張りすぎコンセプトが失敗 ニッサン スカイラインクロスオーバー

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スカイラインクロスオーバー

中古車相場:99.8万円~379万円

平均206.9万円

(2017年3月調べ)

 

 

 

▼不人気車の買い方、売り方の記事▼

>>流通前の中古スカイラインクロスオーバーを探す方法

>>車の乗り換え前に必読すべき記事

>>買取0円の超不人気車はどうする?

 

 

ジョージマンです。

今回はスカイライン クロスオーバーです。

スカイラインクロスオーバーを発売開始した同じころ、ニッサンはムラーノのモデルチェンジも行っていて、2代目ムラーノも不人気車です。

 

2台の不人気SUV、どちらをクローズアップしようかと迷いましたが

ムラーノは

  • 価格、維持費が高い
  • 大きすぎて路地での運転がしにくい
  • 燃費が悪い

と、アメ車や大型SUVなら必ず当てはまる

『日本の事情と合っていない』

という点で不人気なだけで特筆する部分が少なかったので、今回はスカイラインクロスオーバーを選びましたw

 

 

スカイラインかどうか?

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まず、この車がスカイラインかどうかです。

発売当初、スポーツイメージだったポルシェがカイエンを発売し、好評のままモデルチェンジを行ったり、

BMWが X6を発売し、スポーツ・アクティビティ・クーペという新たなコンセプトの元、好評を得ていました。

 

私は当時、ニッサンもこの流れにのっかったのかな?

と思っていました。

そして、スカイラインはポルシェやBMWほどのブランド力がないから難しいのではないのか?と考えていたのを覚えています。

 

しかし、改めて調べてみるとこの車、

わざわざスカイラインのSUV版を開発したわけではなく、

不人気車になりやすい

グローバルカー

を国内販売に切り替えた車だったのです。

 

ニッサンはグローバル市場においてSUV車を大小きめ細やかに用意しています。

スカイラインクロスオーバーの元車種は

ニッサンの上位ブランド INFINITI(インフィニティ)から発売される『EX35』という車でした。

 

2009 Infiniti EX35

▲INFINITI EX35

出典:Wikipedia  

 

当時、アメリカンSUVやアメリカ市場で販売されている車を輸入したり、日本仕様の車をアメリカ仕様に改造したりして、20インチ、22インチ、はたまた30インチなんていうメッキの大径アルミホイールを装着させるのが流行っていました。

 

ニッサンはこうしたSUVブームや逆輸入されるEX35をみて発売に踏み切ったのです。

 

ここで、ニッサンは少し欲を出してしまいました。

「スカイラインという名前を若返らしたい」

 

スカイラインという名前はV35スカイラインあたりからユーザーの高齢化が進んでいました。

 

これはどう考えてもニッサンの戦略であったはずです。

 

V35スカイラインセダンでスカイラインの特徴である『丸く光るテールランプ』を廃してしまったり(マイナーチェンジ後復活させましたが)、GT-Rからスカイラインの冠をとってしまったりしたのですから当然でしょう。

 

なのに、なぜか

 

「若者に流行っているSUVにスカイラインの名前を付けて販売しよう」

と考えたそうです。

この点においてはニッサン内でも反対意見があったようですが、最終的には現実の通りです。

 

 

なぜスカイラインとしてまかり通るのか?

この車をスカイラインと呼べるのは、スカイラインと同じプラットフォーム(基本構造、シャーシ)、スカイラインと同じエンジンを搭載するからでしょう。

 

しかしながら、Eプラットフォームと呼ばれるプラットフォームはニッサンの中では共通化がかなり広がっており、

  • スカイラインのV35~V37セダン、V35、V36クーペ
  • フェアレディZのZ33、Z34
  • フーガ
  • M35ステージア
  • インフィニティのSUV FXシリーズ

などなど、ほとんどがこのプラットフォームを共通にしています。

 

ではエンジンはどうでしょうか?

スカイラインクロスオーバーのエンジンは世界的に定評のあるVQ37VHR型(以下VQ37)、V6 3.7L この1種類です。

日本国内ではこのエンジンを搭載するのはスカイラインとフェアレディZだというイメージが強いです。(Y51フーガにも載っていますが)

 

 他にスカイラインと呼べる部分はありません。

このVQ37VHRエンジンこそが

この車にスカイラインの名前を与える

唯一の要素です。

 

エンジンの縛りで不人気

スカイラインクロスオーバーがスカイラインで要られる理由はエンジンです。

しかし、このVQ37エンジン、

大排気量なので日本では税金が高く、お世辞にも燃費が良いとは言えません。

 

現在INFINITI EX35はQX50に名前を変えてエンジンバリエーションは1種類になりましたが、EXシリーズの名前で展開していた時は

中国市場で2.5L VQ25HR型エンジンを搭載した「EX25」、

欧州仕様車にはV6 3L ディーゼルエンジン V9X型を搭載する「EX30d」

も存在していました。

 

このあたりのエンジンを採用できていたら、もう少しユーザーを増やせていたかもしれませんね。

 

 

内装はさすが上位ブランドインフィニティ

 

内装のデザインはしっかり作り込まれていて高級車そのものです。

レザーシートのグレードもあります。

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インパネにはスイッチがいっぱいです。

どれが助手席の人をサンルーフから射出するボタンでしょう?w

(アラフォーネタ?)

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トランクルームは、リアウィンドウを寝かしすぎているために高さがあまりありません。

よって、思ったよりも狭いです。

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中古市場では価格高め

スカイラインクロスオーバーは不人気であることは確かです。

ところが質感の高さや走りの良さから根強いファンも多いようで、価格は暴落していません。

タマ数の少なさが希少性を生んで、走行距離があまり伸びていない車では300万~400万円弱する車もあります。

(2017年3月現在)

 

一方、走行距離を気にしなければ100万円台の車が見つかります。

ニッサンのVQ系エンジンは耐久性にも定評があるので10万キロぐらいではなんてことはありません。

外装は別としても、車体は前述した通り共通部品が多いですから、もし修理すようなことになっても、リビルドパーツなどを活用すれば大きな金額は必要ないでしょう。

なのでスカイラインクロスオーバーを中古車で購入する際は外装、内装のできるだけきれいな車を探すことにポイントを置けば良いと思います。

 

 

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