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みんなには愛されないクルマたちを愛するブログ

第24回:力を入れすぎて空振りになった不人気車 トヨタ bB(二代目 QNC20系)

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トヨタ bB(QNC20系)

中古車相場:15万円~169.8万円

平均92.8万円

(2017年2月調べ)

>>流通前の中古bBを探す方法

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今回はbB(二代目 QNC20系)についてです。

二代目bBは初代bBの人気っぷりから非常に期待された車でした。

トヨタはその期待に応えようと、かなりユーザー調査をしたに違いません。

しかし、ユーザーとほんの少しズレた感覚が大きく期待を外してしまいました。

 

初代bBは後出しジャンケン

まずは初代のbBからご紹介しましょう。

当時、シンプルで角ばったデザインを持ち、マーチをベースとしたコンパクトなハイトワゴン『初代ニッサン キューブ』が既に販売を伸ばしていました。

若者の間ではミニバンよりも低価格なキューブをベースに、大きなスピーカーやウーファー(低音スピーカー)を積み込むようなカスタムが流行っていました。

これに対抗すべく

後出しジャンケンで勝ちに行ったのが初代bB(NCP30系)です。

 

初代bB

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istの記事でも少し触れましたが、トヨタは初代bBを発売した当初、カスタマイズする『ベースカー』として打ち出しました。

www.xn--ihq5po14ehz4a.com

 

その為、新車の発表を東京モーターショーではなく、アフターパーツ、カスタマイズカーの展示会である東京オートサロンで行っています。

 

初代bB(NCP30系)はトヨタの狙い通り、発売前から

「トヨタ版のキューブが出るらしいぞ。」と噂になり、

更にはキューブ以前にヒット車となっていたホンダ S-MXに採用されていた

『フロントベンチシート』まで取り入れていました。

そんな当時の流行りを全部調べて、採用して、つくるのはトヨタです。

 

売れないワケがないw

 

カスタマイズを前提としたベースカーとしてターゲットユーザーに受け入れられ

大ヒットカーになりました。

 

期待の大きかった二代目

そんな大人気の初代bBでしたから、モデルチェンジの時は非常に注目が集まりました。

そんな期待に応えようとしたのか

トヨタはかなり力を入れてきました。

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「開発コンセプトはクルマ型Music Player」

うん、そこは間違っていない。

 

「なのでインテリアは流行りのカスタマイズ風に仕上げておきました。」

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うん、ソウジャナイ。

メーカーで初めからやってたらカスタムしにくい。

 

 普通、車はモデルチェンジすると形式の番号が上がっていきます。

クラウンなら180系、200系、210系・・・といった具合にです。

しかし、bBは30系から新しくなって20系になっています。

これは非常に珍しいことなのですが、ここにも不人気の秘密が隠されていました。

初代bBはヴィッツをベースとしたハイトワゴンでした。

 

「二代目は小回りをよくするために、

ヴィッツよりも小さいパッソをベースにしたハイトワゴンです。

 

うん、ソウジャナイ。

初代bBの小回りに不便は感じてない。

 

形式番号が30系から20系になった理由はベースを変更して仕切りなおしたからです。

 

bBは室内スペースの広さが売りですから、ベースが小さくなった分、無理やり室内空間は拡げました。

結果的にタイヤハウスの中が狭くなってしまい、太い幅のタイヤを取り付けられなくなってしまいました。

タイヤというのは空気が入る量をある程度確保しないといけませんから、一部規格外のタイヤや海外製のものを除いて、細い大径タイヤというのは基本的に売られていません。

 

太い幅のタイヤが取り付けられないという事は初代bBで取り付け可能だった

17inch 、18inchといった大径ホイールが普通には取り付けられないのです。

 

カスタマイズユーザーにとっては致命的な点です。

 

見え隠れするトヨタのヤッチマッタ

 初代bBは年間平均登録台数約40000台を毎年コンスタントに売れていたのに比べて、確かに二代目bBは発売の年には約63000台と大きく伸ばしています。(二代目bBモデルチェンジは2005年12月なので実質2006年の実績が二代目の登録実績と考えられます。)

 

しかし、翌年には約38000台、次の年は約32000台、次の年は約22000台と激減していってます。

参考資料:トヨタ企業情報 旧概況http://www.toyota.co.jp/jpn/company/about_toyota/gaikyo/

しかも、この資料ですと初代bB、二代目bBの区別はされていませんから2007年に掲載されている2006年登録台数は新古車として在庫処分されたり、喪失需要で売れた初代bBも含まれます。

 

SCION(サイオン)xB

アメリカでの若者向け販売チャネルSCION(サイオン)

先日廃止が発表されましたが・・・

jp.autoblog.com

 

初代bBはサイオンの展開と同時にxBの名前で投入され、見事に大ヒットとなりました。

モデルチェンジの際には当然xBもモデルチェンジすると思われましたが、モデルチェンジすることはなく、初代bBベースのまま継続販売。

後継モデルとしては二代目bBはすっ飛ばされ、カローラ ルミオンがxBとして発売されました。

おそらく、ダウンサイジングされた二代目はアメリカではウケないだろうと考えたのでしょう。

しかし、このことがbBからちょっとアメリカンなイメージをも奪ってしまい、カスタマイズユーザーは離れてしまいました。

 

COO(クー)DEX(デックス)

あまりに力を入れて造りすぎて車体が余ったのか、トヨタは組織力を活かして傘下にあるダイハツとスバルにOEM車を設定します。

 

ダイハツ COO(クー)

 

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スバル DEX(デックス)

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もちろんこんなフェイススワップだけで売れるワケありませんよね?

希少車の完成ですw

なんだか不人気車好きとしてはこの2車種は惹かれるんだよなぁ~w

 

価格高騰の初代bB、下落の二代目bB

2016年12月 現在、中古車を見ていると、デビューから15年以上経ち、走行距離10万km、15万kmと走った初代bBでも乗り出しで50万円ほどしている車が珍しくないです。

2000年代に入ってからのコンパクトカーでは考えられない価格の高騰ぶりです。

対してに二代目bBですが乗り出し価格50万円もだせば走行距離5万km以下の優良中古車が見つかります。

2016年7月までズルズルと10年間販売が続けられていた為、新古車、未登録車がたくさん市場には出回っており、150万円前後で購入可能です。

こういった点からも二代目の不人気っぷりがうかがえますね。

 

スライドドアは必要ない人には

新型車『タンク』や『ルーミー』よりも

bBの新古車を買う方がかなりお買い得なのでオススメしたいです。

 

 

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