不人気車に愛を。お買い得車には感謝を。

みんなには愛されないクルマたちを愛するブログ

第17回:見た目が小さくなって不人気 ホンダ ステップワゴン(RG)

f:id:kokubu_ou:20161020120937j:plain

ホンダ ステップワゴン(RG)

中古車相場:22.7万円~149.8万円

平均90.2万円

(2017年2月調べ)

>>流通前の中古ステップワゴンを探す方法

>>最新の車買取相場一覧表が見れちゃうサイトの使い方

 

ステップワゴンと聞いて「人気車じゃないか?」と思ったと思います。

確かにステップワゴンは人気車です。

でも、1996年に初代が発売されたステップワゴンはその長い歴史の中でちょっと失敗したモデルがありました。

それが今回ご紹介する、3代目ステップワゴン(RG系)です。

中古車をみても2代目ステップワゴン(RF3~8)よりも程度が良いのに、価格が低いなんて車もよく見かけます。
それぐらい3代目ステップワゴンは不人気なのです。

 

ステップワゴンは何を失敗したのか?

デザインを失敗

はい。カピバラですw

f:id:kokubu_ou:20161020122727j:plain

 

大きめのグリルと切れ長のヘッドライトをグリルより上に持ってくるとカピバラになります。以前ご紹介したソニカと同じですね。

lovecars.hateblo.jp

同じ5ナンバーミニバンで言うとビアンテも近いデザインです。
(ビアンテも不人気)

テールランプもこのモデルだけが横長デザインです。縦に長いミニバンに横長テールランプはなんだか落ち着きどころが無いです。どの位置にあってもバランスが悪く見えてしまいます。

f:id:kokubu_ou:20161020121129j:plain

 

サイズ感の失敗

2代目ステップワゴンと比べると(RF3とRG1を比較)
ほぼ車内空間を保ちつつ

全高を75mm低く

全長を40mm短く

外寸法をダウンサイジングしています。

このことは車の性能面では失敗ではありません。

成功です。

すばらしいです。

全高が落ちると走行時、風の抵抗が減り燃費もハンドリングにも影響します。

さらに重心が低くなったのでカーブも安定し、全長が短くなることで取り回しが楽になります。

でも、見た目の小ささは「狭そう」という先入観と生みました。

しかも小さくした上に全体的なイメージを丸っこいデザインに変更してしまったので、「ステップワゴンらしくない」イメージを増長させてしまっています。

ちなみに後の4代目ステップワゴン(RK系)は再びサイズアップして角ばったデザインに戻りました。

先代ユーザー確保を失敗

2代目までで好評だったのが、回転させることができる1列目やテーブルにできる2列目シートなど多彩なシートアレンジと1列目を含めてフルフラットにできることでした。

しかし、3代目では1列目をフラットにはできず、乗り心地を優先させるためにシートのホールド性を向上させた為、2、3列目もフラットとは言い難くデコボコしています。

2列目と3列目を向かい合わせにすることはできますが(グレードや年式によっては不可)、大人が向かい合わせに座れるほど広くはないので実用的ではありません。

 

こうした人気ポイントだったシートアレンジを変更してしまった為に、車中泊をしながら旅行したりアウトドアを楽しむようなユーザーからは乗り換え需要を逃してしまいました。

また、2代目までのステップワゴンは角ばったデザインとその大きさから、カスタムをするユーザーは『威圧感』をかもし出すためにエアロパーツを装着したり、サスペンションを改造して車高を下げたりするのが主流でした。

しかし、3代目は見た目が大幅に小さくなったのと、カピバラ顔のおかげで『威圧感』はカスタムしても、かもし出すのは難しくなってしまったのです。

 

人気はないけど良車

普段の利便性や走行性能は向上

それまで大人気だったステップワゴンを改良したモデルですから、良い車であることは確かです。

ダウンサイジングは走行性能や操作性を向上させていますし、それまで片面にしか設置されていなかったスライドドアも両面になりました。

横窓には三角窓を採用しているのでボディ強度にかかわるピラーを太くしつつも視認性を確保しています。

3列目シートまでしっかり確保された居住空間と広い荷室、室内高。5ナンバーミニバンとしては優秀でしょう。

 

f:id:kokubu_ou:20161020121047j:plain

 

エンジンは2.0Lと2.4Lの2種類、2.4LにはCVTを組み合わせ、燃費向上が図られていますし、変速ショックもないのでスムーズです。

フローリングインテリア

当時話題になったのが、フローリングフロアです。

これは樹脂に木目をプリントしたもので本物の木ではありません。

f:id:kokubu_ou:20161020121324j:plain

 

「そんなのあたりまえだろ!?」

と、思われたかもしれませんが、この車が出るまでにハイエースやミニバンをカスタムする人たちの間では本物の木を使ってフローリングフロアに改造してしまう人達もいたのですよ。

ホンダがそれを意識したかどうかはわかりませんが、初代、2代目ステップワゴンぐらいまでのミニバンではカーペットにムートン(長毛の白いフワフワ)が敷いてあって「土足禁止」という車も珍しくありませんでした。

もちろんフローリング仕様車も傷がいかないよう「土足禁止」でしたw

ステップワゴンに装備されているフローリングフロアは見た目には本物の木に見えますが、これは樹脂に硬質コーティングされているものなので傷つきにくいですし、滑りにくいです。子供が飲み物をこぼしてもサッと拭けばきれいになります。

 

オススメは2.4Lエンジン

不人気車とはいえ、5ナンバーミニバンはタマ数が多く、同じ年式のノア、ヴォクシーと比べてお買い得な中古車がたくさんあります。

エンジンはノア、ヴォクシーにはなくパワーに余裕がある2.4Lが個人的にはおススメです。エンジンパワーがあると低回転で走行できますし、CVTになるので燃費も2.0Lと大差はありません(実燃費8.0~10.0kkm/L)。

税金も2016年現在、2.0Lと比べて年間¥4,500だけの差です。

ヘッドライトが大きく、レンズが上を向いているので太陽光の影響を受けやすく、表面のコーティングが剥がれやすく、黄ばんだり小傷が多い車体も多いです。

 f:id:kokubu_ou:20161020122024j:plain

 

ヘッドライトを新品にすると非常に高額になってしまいますので、社外品への交換やクリーニング、中古品(リビルド部品)で対処するのが良いでしょう。

購入時に気になるようでしたらお店と相談してみましょう。

そういえば、昨年モデルチェンジした現行型(RP)ステップワゴン売行き不振のようですね・・・この車についてはまた後日・・・(?)

 

欲しい不人気車が見つかったら『無料』でプロに手伝ってもらいましょう▼

>>流通前の中古ステップワゴンを探す方法